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■ 塗膜防水材とは |
塗膜防水とは、液状の樹脂・合成ゴムなどをハケやヘラ、ローラーなどで下地に塗布するか、あるいは吹付機により施工して成膜・硬化させ、シームレスな防水層を形成する工法です。 使用される材料としては、ウレタンゴム系が圧倒的に多くなっていますが、その他に、FRP系、アクリルゴム系、ゴムアスファルト系などの材料も使用されています。このうち、アクリルゴム系の用途はほとんどが外壁防水で、ゴムアスファルト系は土木関連用途が多くなっていますので、塗膜防水と言えばウレタンか最近需要が伸びているFRPを指すことが多いようです。 |
■ 特長 |
1.シームレスな塗膜を形成するので、継ぎ目がなく、防水の信頼性が高い。 2.複雑な形状の部位にも対応できる。 3.防水層は平坦で美しい仕上がりになる。 |
■ 分類 |
JISによる分類 |
建築用塗膜防水材 (JIS A 6021−2000)では下記の通り分類されています。 「屋根用」−−ウレタンゴム1類、ウレタンゴム2類 「外壁用」−−ウレタンゴム系 さらに、使用部位による区分として以下の通り分類されています。 「一般用」−−平場の施工に用いられるもの 「立上り用」−−立上り部の施工に用いられるもの 「一般用」−−平場、立上り部両方に用いられるもの |
材料による分類 |
材料による分類としては、下記の分類が一般的です。 ・ウレタンゴム系 ・アクリルゴム系 ・クロロプレン系 ・ゴムアスファルト系 ・FRP系 |
■ 塗膜防水材の種類と概要 |
ウレタンゴム系 |
材料であるウレタンゴムは、一般的にはPPGとTDIを主成分とする主剤と、PPGとアミン化合物を主成分とする硬化剤からなり、この2成分を現場で混合攪拌して反応硬化させるものです。 |
液状の軟質不飽和ポリエステル樹脂にガラスマットや不織布などの補強材を組み込み、下地に塗布・硬化させることで積層強化された被覆防水層を形成するものです。 |
アクリルゴム系 |
アクリレートを主原料とするアクリルゴムエマルションに充填剤等を混合した1成分形防水材で、用途としては外壁防水がほとんどです。 |
クロロプレンゴム系 |
クロロプレンを主原料とし、充填剤を配合した溶剤系の防水材です。価格が高く、作業工程も多いことから、特に耐候性を要求される場合などに使用されています。 |
ゴムアスファルト系 |
アスファルトと合成ゴムを主原料として、硬化剤に水硬性無機材料や凝固剤を用いるエマルション系防水材で、塗布型と吹き付け型があります。土木分野のトンネル、橋梁などが主な用途となっています。 |
【参考文献】 ・建築防水入門 小池 工文社 ・建築技術(2003年5月号)(株)建築技術 ・防水総覧(2003年版)新樹社 |
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